マイルを貯めていざ海外旅行!ランドオンリーとeJALポイントでJALパックを使いこなせ!

目次

特典航空券の座席数は少ない、旅行の計画は1年前から

JALマイルは、フライトマイル以外にもJALカードの利用によってショッピングマイルが貯まりますので、比較的マイルが貯めやすいという特徴があります。

しかし、せっかくマイルを貯めたにも関わらず、往々にして使えない事態が発生します。そう、特典航空券の座席枠です。たとえ繁忙期でなくても、すでに希望する便の特典航空券の座席枠が埋まってしまっていたら交換することはできません。

きっとフライトマイルで貯めるようなアッパークラスのマイラーの場合は座席のアップグレードするのでしょうが、クレカマイラーの場合は座席自体をマイルで取りに行くので競争がし烈。家族複数人で行くならなおさら、どの便も取り合いなのです。

基本的に特典航空券の交換は渡航の1年前から予約が可能です。しかし、1便に割り当てられた特典航空券の枠には限りがあり、たとえ人気のシーズンでなくてもすぐに満席になってしまいます。そのため、計画は1年前から念入りに考える必要があります。

特典航空券を使うならJALパックを上手に組み合わせる

JALカード会員が海外旅行を計画する際は、マイルが2倍貯まる“JALパック 海外ツアー”を念頭に置かれることと思いますが、JALパックを使うメリットはマイルの加算だけではなく、特典航空券との連携面でも利便性に優れていますのでご紹介したいと思います。

まず、特典航空券で海外旅行に行く場合、往復の航空運賃は不要になります。そのため、海外旅行で申し込みたいのは現地での移動やホテルなど航空券以外の部分。

しかし、他社のツアーでは航空券が一体となっており、現地滞在の部分だけ申し込むというのはなかなか簡単ではありません。

しかし、JALパックの場合、ランドオンリーというプランがあります。ランドオンリーは簡単に言うと「航空券は自分で手配するので、現地からのツアーだけに参加したい」というような場合に申し込めるフライトを含まないプランです。

JALパックのパンフレットにもランドオンリーの料金が載っているケースもありますし、もし掲載が無い場合でも、窓口やコールセンターで「このプランでランドオンリーの料金が知りたい」といえば算出してくれます(金額算出のため回答には多少時間が掛かります)。

JALパックの場合、パッケージツアーといっても特典航空券と組み合わせる利用者が多いためか、その辺は大変柔軟に対応してくれるようです。

また、HISほどではないですが、JALパックの料金は比較的良心的だと思います。この辺は、やはりJALやアライアンス契約をしている他の航空会社が使えるため、コストメリットがしっかり出せるのでしょう。

これまで「飛行機は特典航空券で、その他は格安旅行会社で」と思っていた方も一度比較してみるとビックリするほどの差が無いことが実感できるはずです。


ランドオンリーの注意点①~ツアー合流の問題~

もし仮に、JALパック以外の旅行会社でランドオンリー(現地からのツアー参加)が可能だった場合でも、いくつか課題がついて回ります。

まず最初に問題になるのが空港から集合場所までの移動です。JALパック以外の旅行会社ツアーに参加する場合、ツアーが組まれている飛行機はJAL系列ばかりとは限りません。

そのため、全くの同便でない限り、現地の添乗員と空港で待ち合わせることができない(できてもかなりの時間を待つことになる)ため、結局旅行会社が指定の待ち合わせ場所(多くは現地の旅行会社の窓口)まで自ら移動しなければなりません。

移動は電車かタクシーか、いずれにせよ異国の地で大きなトランクを抱え、言語や身の安全の心配をしながらの移動となります。

せっかく全てお任せできるパッケージツアーに申し込んだはずなのに、合流するまでにそんな心配がついて回っては本末転倒な気もします。また、最適に組まれたパッケージツアーのスケジュールも特典航空券を使うがために時間的な効率まで落ちてしまいかねません。

一方、JALパックでランドオンリーの場合は、飛行機はJALもしくはJALとアライアンス契約を結んだ航空会社の便が前提となりますので、合流はもちろん現地の空港から。他のツアー参加者との対応は全く変わりません。

ランドオンリーの注意点②~隣席の確約ができない~

複数名で旅行を計画する場合、もし人数分の特典航空券の座席が確保できたとしても、事前に隣席の確保ができないことは心に留めておく必要があります。

元々、1便辺りの特典航空券の座席数が限られていますから、旅行する人数分の特典航空券が確保できるだけでも良しとしないと、なかなか先へは進ません。

搭乗する現地時間の72時間前からウェブチェックインが開始されますので、その際に座席の指定も合わせてできます。しっかりWebチェックインの開始時間を確認し、早めに座席を確保しましょう。

ただ、往路は出発前に日本で簡単に手続きできますが、復路は旅行先の現地からインターネット環境(スマホでもWi-Fiスポットさえあればできます)から行わなければなりませんので注意が必要です。

また、もしも隣席がとれなかった時のことも想定して、「移動するだけだから」と割り切る気持ちも、特典航空券を利用する時は必要かもしれません。

もし仮に、お年寄りや子どもを連れての旅行で、どうしても家族隣り合わせが必要な場合には下記「特典航空券が取れなかったら・・・。」の項をご覧ください。

特典航空券がとれなかったら・・・。

特典航空券の枠は座席数が少ないため、いくらキャンセル待ちをしていても希望する便に空席が出ないケースが多々あります。特典航空券の利用についてはキャンセル待ちはできますがキャンセルが出た試しがなく、ほとんど期待薄です。

そんな時には特典航空券にこだわらず、割り切って“eJALポイント”に交換し、JALパックのオンライン上で使うことも検討しましょう(eJALポイントの詳細はこちら)。

eJALポイントは10,000マイルを15,000ポイントに交換でき、1ポイント1円で利用できます(ポイント交換は10,000マイル単位)。eJALポイントは国内外の航空券の購入に充てられる他、JALパックなどのツアー申し込みにも使えます。

特典航空券が確保できない時はもちろんですが、他にも「お年寄りや子どもを連れての旅行で、どうしても事前に隣席を確保したい!」といった場合は、eJALポイントに交換した上でJALパックでツアーを申し込めば事前に隣席の確保が可能です。

JALパックのツアーの中には事前に隣席確約のオプションが付いているパッケージツアーがある他、無い場合も追加料金で隣席確約が可能です。

「特典航空券+ランドオンリー」と「eJALポイント利用」で目標達成!

また、3名で旅行に行きたいのに特典航空券が1席しか取れなかったような場合には、まず1名分を特典航空券の利用+ツアーをランドオンリー料金で申し込み、残る2名分はeJALポイント利用で通常料金から割引で申し込みます。

その後、JALパックにそれぞれの申し込みが同一グループであることを連絡し登録をしておけば、パッケージツアー参加中は常に同一グループとして管理してくれます。

eJALポイントは特典航空券に比べて還元率は下がりますが、「マイルを貯めて海外旅行」という大目標の達成には、状況に応じて臨機応変にマイルを使いこなす柔軟性も必要です。

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