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争奪戦の特典航空券を確保することは難しい
マイルを貯めて特典航空券の獲得を目指すクレカマイラー、特典航空券とJALパックのランドオンリーを組み合わせて、できる限りお得に海外旅行を楽しみたいところ。
しかし、せっかくマイルが貯まっても、いざ特典航空券と交換する段階になって空席がないことが多々あります。行楽シーズンならなおさら、座席の確保は至難の業です。
1人なら空席待ちもできますが、家族帯同で、となると全員分の座席を特典航空券で確保することはやはり難しいでしょう。
特典航空券をキャンセル待ちしていても、いつ空席が出るかわかりませんし、結局キャンセルが出ずに、座席を確保できなければ旅行の計画も水の泡。
やきもきしながらキャンセル待ちをしている間にどんどん時間ばかりが経過して、結局旅行自体中止、なんてことにならないよう万一のケースも想定して旅行計画を立てましょう。
海外ツアーはJALパックを使うべし!その3つの理由
海外旅行に慣れた人や土地勘のある人以外は、旅行会社の提供する便利なツアーに申し込む方が大半でしょう。数ある旅行会社の中で、クレカマイラーが使うべきはやはりJAL(日本航空)のグループであるJALPAK(JALパック)のツアーです。
JALパックと聞くと、なんだか高価なパッケージツアーが多い印象を受けますが、比較してみれば単なる思い込みであることがわかります。
旅行慣れしていない人にとって海外の航空会社を利用する他社のパッケージツアーはやはり不安なもの。
その点、JALパックは日本航空もしくは日本航空と提携した航空会社に限定しており、あらかじめ発着の便も決まっていますので安心です。
理由1~ツアー申込で2倍、さらにフライトマイルも貯まる
JALパックはJALグループゆえ、当然JALカードの特約店です。ショッピングマイルプレミアムに加入していれば100円につき2マイルが貯まります。
また、JALパックに組み込まれている飛行機はもちろんJAL。フライトマイルもしっかり貯まりますから、JALパックを選ぶことでマイルを取りこぼすがほとんどありません。
(ただしツアーの場合のフライトマイルはディスカウントマイル・・・つまり通常マイルよりも少なく少なくなります。ディルカウント率はツアーによって異なります)
ここで1つ気をつけたいのは、JALパックの海外ツアーは旅行代理店で申し込まず、必ずインターネットサイトから直接申し込みをすること。
その理由は、インターネットのみで募集しているお得なツアーがある他、これからご紹介するランドオンリーへの変更、そして特典航空券が手に入らなかった場合のeJALポイント払いへの変更にも柔軟にできるからです。
理由2~ツアー申し込み後、特典航空券が確保できたらランドオンリーに変更する
さて、ここからが本題。これからテクニカルな要素を含む内容となります。
国際線の特典航空券の申し込みは、出発の前日起算で330日前の10:00から受付開始ですが、争奪戦でなかなか確保できない現実があります。キャンセルが出るまで旅行の計画が立てられないのも不安ですよね。
そんな時は、特典航空券の確保を待たず、先にJALパックを申し込んでしまいます。
そしてツアーの申し込みとは別に特典航空券の申し込みを旅行日程に合わせて申し込み、キャンセル待ちにしておきます。
そして、キャンセルが出て特典航空券が確保できたら、すでに申し込んでいるツアーをランドオンリー(現地ツアーのみの参加)に変更するのです。
ランドオンリーがあるのは、利用者がJALの特典航空券を利用するケースの多いJALパックならでは。
他の旅行会社のツアーの場合は様々な航空会社を利用するため、ランドオンリーを取り入れることは難しいのですが、その点JALのみを使うJALパックではカタログになくても簡単に算出してくれます。
ちなみにランドオンリーの価格は、パッケージツアーのパンフレットに掲載されている場合もありますが、掲載が無くても問い合わせればすぐに価格を調べて回答してくれます。
(例えば2016年夏に訪れたグアム旅行ツアーの場合、大人1名167,800円のツアーでしたが、ランドオンリーの料金は104,000円になりました)
変更方法も簡単です。
インターネットからオンライン予約した場合は、JALのホームページの海外ツアーから予約の確認画面に入ると、ツアー予約履歴にあるメッセージボードから、問い合わせや追加のオプショナルツアーの申し込みなど、様々なリクエストを送信することができます。
特典航空券が確保できたら、「4人旅行のうち、特典航空券が2人分だけ確保できたので、2人をランドオンリーに変更してもらいたい」などと予約者専用メッセージボードから送信してみましょう。
後日、JALパック側でランドオンリーの価格に修正した金額に決済をし直し、すでに払った旅行代金の一部はクレジットカード会社を通じて返金されます。
理由3~特典航空券が確保できなかった分はe JALポイントに交換してツアー代金に充てる
キャンセル待ちをしていた特典航空券がすべて確保できるとは限りません。渡航予定者の一部しか確保できなかった場合はどうしたらよいでしょうか。
そんな時は、迷わずマイルをe JALポイントに交換し、ツアー代金の支払いに当てましょう。
eJALポイントとは、ツアー代金等の様々なJALが提供するサービスについて1ポイント1円として利用できるポイントのこと。
1マイルにつき1.5ポイント分と交換でき、10,000マイル単位で交換が可能です(1,000マイル単位での交換は1マイル=1ポイント)。
すでに予約して代金も支払い済みのツアーについても、1ポイント1円でツアー代金への充当できます。
出発の21日前までにeJALポイントのお引き落しが必要ですので、それまでであれば支払方法の変更が可能となっています。
特典航空券のお得感は少し犠牲になりますが、「特典航空券に交換しないともったいないから」とマイルを取っておくこともできますが、マイルには有効期限もありますから、使えるうちに使ってしまうのが吉。
また、無事に特典航空券が確保できた人も、さらに残りのツアー料金をeJALポイントで支払えば、持ち出し0円での海外旅行も夢ではありません。
e JALポイントでの支払変更手続きについても先ほど記載した通り、ツアー予約履歴にあるメッセージボードからその旨を連絡するだけでOK。手続きはとても簡単です。
まとめ
私たちクレカマイラーの多くは、無理なくマイルを貯めて特典航空券でお得に海外旅行へ行きたいと強く願っていますが、年々市場参加者が増加し、人気路線ほど争奪戦となっている今、特典航空券の確保は容易ではありません。
しかし、お得感にこだわるあまり、肝心の旅行計画が頓挫してしまっては本末転倒ですから、旅行計画遂行を最優先しつつ、次の点に留意しましょう。
- マイルは1人分でも多くの特典航空券に交換し、
- 残りはe JALポイントに交換してツアー代金の残金に充当、
- 支払うツアー代金もJALカード特約店のJALパックならマイル2倍&JALフライトマイルで取りこぼさない
国内では出発ギリギリまでお得を求めて粘り、現地では思い切り海外旅行を満喫しましょう!