買い物にクレジットカード払いは常識、現金で払ったら大損!?

目次

私たちの使ったお金から加盟店手数料を取り返せ!

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物を買ったり食事をしたりする際にクレジットカードで支払うことに抵抗のある方も多いのではないでしょうか。クレジットカードを保有すること自体「嫌だ!」という人もいます。

理由を聞くと「借金をしているようで抵抗がある」とか「ついつい使い過ぎてしまう」などその理由は様々ですが、それは恐らくまっとうな金銭感覚の持ち主だと私は思います。

しかし、結論から先に言います。ショッピングをする際に現金で払っていたら大損です。ではなぜ“ニコニコ現金払い”が大損なのか。ちょっとお話をします。

我々の知らないところでやり取りされる加盟店手数料

最近では1枚でも多くのクレジットカードを作ってもらおうと、どこでも必死の勧誘活動が行われています。入会するだけで法外とも思えるポイントバックなどが受けられる、それは年会費無料のクレジットカードでさえ頻繁にキャンペーンが行われています。

そのお得感から、すでに多くのクレジットカードを保有しているという人も多いでしょう。

一般社団法人日本クレジット協会の統計によると一人平均3.1枚のクレジットカードを保有していると言います。完全な現金主義者もいますので、一人当たりの保有枚数はきっともっと多いはずです。

クレジットカード多くの場合、年会費無料で簡単に作ることのできるだけではなく、クレジットカード会社から申し込んだだけでポイント付与やキャッシュバックまで受けられる。そうまでしてまで皆さんにクレジットカードを作ってもらうためにあの手この手で各社は躍起です。

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なぜクレジットカード会社は、そこまでして私たちにクレジットカードを発行してもらいたいのでしょうか。

実は、私たちがクレジットカードで支払うたびに、クレジットカード会社は支払代金の数パーセント(業種・規模によって異なる)をお店から「加盟店手数料」という名目で徴収しているのです。

その加盟店手数料は業種や規模により差はありますが、物販店ですと2~5%程度、飲食店ですと4~7%程度が相場と言われています。

皆さんはお得で便利に使っているつもりでも、クレジットカード会社は、悪く言えば皆さんが現金で払えるところをクレジットカード支払いに変えてもらうだけで、利用したお店から高い手数料をしっかり徴収しているのです。

つまり皆さんがクレジットカードを使えば使うほど、クレジットカード会社は労せずチャリンチャリンと加盟店手数料が入ってくる仕組み。だからできるだけ多くの人にクレジットカードに加入してもらい、支払いに使ってもらう機会を増やそうとしているのです。

最近ではクレジットカード会社や信販会社の多くが銀行の子会社になってますが、銀行に預けていても年率1%どころか0.1%だって利息のつかないこの時代に、クレジットカード会社は皆さんのお買い物の支払いを一時的に肩代わりするだけで、加盟店から莫大な利益を吸い上げているわけです。

しかもこの加盟店手数料は年率ではありません。

我々が使ったクレジットカードの支払い代金は大体翌月もしくは翌々月には請求書が届きます。つまりどんなに長くてもクレジットカード会社が立て替えた資金の回収サイクルは2ヶ月程度。

乱暴な計算で申し訳ないのですが、たった2ヶ月で回収しているとすれば、資金を6回転はできますので、加盟店手数料の低い物販店で仮に2%だとしても、6回転で年率12%もの加盟店手数料を徴収できることになります。

(もちろんクレジットカード会社も回収不能のリスクに備え保険など、リスクヘッジに多額の費用がかかっているため、一概に加盟店手数料が高過ぎるとは言い切れませんが・・・。)

このドル箱のような加盟店手数料を得るには、まずは私たちにクレジットカードを保有してもらい、そして使ってもらわなければなりません。加盟店手数料という見返りを考えれば入会じのキャンペーンなぞお安い物なのです。

クレジットカードは私たちの敵か、味方か・・・。

「それじゃお店がかわいそう、私は現金で払ってクレジットカード会社に加盟店手数料を払わせないわ」という考えも1つあるでしょう。しかし、現金払いでお店側は喜んでくれますが、果たして皆さんが現金で支払うことでお店は値引に応じてくれるでしょうか。

現在では水道光熱費から病院の医療費に至るまで、何でもクレジットカードで支払える時代。しかし、「現金で支払うから」と言って直接交渉をして値引に応じてくれるほど世の中そう甘くはありません。

それに現在、日本は政府主導でキャッシュレス化に大きく舵を切っています。現金主義もいいですが、どんどんと現金お断りのお店も増えてくるはずです。

一方で、クレジットカード会社だって私たちが買い物をする際にクレジットカードを使ってくれなければ収入はゼロですから、クレジットカードを保有してもらおうと常にキャンペーンを展開し、そして利用額に応じてポイントやマイルを還元してくれます。

これらのポイントやマイルは加盟店手数料に比べたら微々たるものですが、私たちも何も無いよりはマシです。だから同じ金額を支払うなら(現金値引が無いのなら)クレジットカードで支払わないと私たちが損をするのです。

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それでもまだクレジットカードを使うことに抵抗がある人は、こう考えてみてはいかがでしょうか?

「クレジットカード会社はクレジットカードの利便性を武器に“お店から割引を引き出している”」、そして「“私たちにも協力の対価としてその一部を還元されている”」と。

そう考えれば、クレジットカード会社と手を組むのもそう悪い気はしないと思うはずです。

現金値引が無いならクレジットカードは必ず使おう

私たちは生活のためには物を買い、食事をし、電気やガス、水道代を支払うために必ずお金が出ています。

これら生活に欠かせない必要経費の支払い方法をクレジットカード払いにちょっと変えるだけで、本来お店から直接得ることのできないポイントやマイルの還元を受けることができるのです。

そして、この還元されるポイントやマイルの種類や還元率などの内容についてはクレジットカードごとに千差万別。また還元されたポイントやマイルで交換できる対象も商品券から物品、そして特典航空券など、各社で違うのもクレジットカード選びの面白いところ。

最近ではポイントを請求金額に充当し請求額を割り引くことのできるタイプや、請求額から直接割り引いてくれるタイプのカードも誕生しますます多様性に富み、自分のライフスタイルに合ったクレジットカードが選べるようになってきました。

クレジットカードを上手に使って高い目標の実現する

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手持ちの現金が無くてもカードで支払えば、カード会社が立て替えて払ってくれますし、支払いは翌月以降まとめて請求がくるので、それまでに用意すればいい。昔は冗談っぽく“魔法のカード”なんて言って呑み会に行っていたものですが、ついつい使い過ぎてしまう経験があります。

そういった意味で、冒頭に挙げたクレジットカードを持つことに抵抗のある人というのは、ある意味、お金に関する常識があり、自己管理能力が高い人だと私は思います。

ただ、私はそういった人の方が、クレジットカードの利用管理だけでなくクレジットカードを使って得られるポイントやマイルの管理もしっかりでき、目標実現に向けて努力を続けられる人なのです。

そして、そういう人こそ、より高い目標設定をして金融システムの仕組みとフルに利用し、その恩恵に預かるべきなのだと思っています。そういう人は高い目標を実現するために最短距離になるクレジットカードを選べばいいのです。

クレジットカードを通じて実現する目標は人それぞれ。私の場合は、その目標が年1回家族全員でタダで行く海外旅行であり、パートナーに選んだのがJALカードというわけです。

日常生活の中で私たちが何気なくお金を使っている中にも様々な利害関係が存在し、知らなければ損をすることが沢山あります。そのことを理解し、クレジットカードの仕組みを上手く利用することで、皆さんも自分たちの目標実現をたぐり寄せましょう。

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