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利用限度額を超える高額の買い物、限度額は変えられないと諦めていませんか?
ブラックカードなどを除き、クレジットカードには基本的に利用限度額が設定されています。私たちはその利用限度額の範囲内で支払いをし、その使用金額に応じてマイルを享受します。
JALカードを使えば使うほどマイルは貯まる、でも利用可能限度額を超えるショッピングの場合はどうでしょう。
例えば結婚式の場合。
結婚式の会場に支払う費用は100万円を越えることなんてザラです。しかし、もしもあなたのクレジットカードの利用限度額が100万円以下だった場合、あなたならどうしますか?もしかしてクレジットカード払いを諦めて、現金や銀行振り込みで支払おうとしてはいないでしょうか?
このような高額の支払いが発生する場合は、一気にマイルを貯める千載一遇のチャンス。JALカードを利用しない手はありません!
しかし、利用可能限度額以上の支払いをするためには一体どうすればいいでしょうか。
そんな時は、まずはクレジットカード会社に相談してみましょう。連絡先はクレジットカードの裏面にある問い合わせ先に電話をしてオペレーターに繋いでもらいます。
そこで伝える内容は以下のとおり。
- 実際に支払いをする(クレジットカードを利用する)予定日
- 支払い予定の金額(見積もり等の金額)
- 支払いが発生する理由(例えば「結婚式費用」等)
- 実際に支払いを予定している店舗(「○○ホテル」等)
すると、意外なことに一時的に利用限度額の制限を解除してくれるケースがあります。設定された利用限度額が絶対だと思っていた人にとっては、あまりにもあっさりと認められて驚くかもしれません。
書く言う私も、実際に結婚式や会社の行事など、何度か高額支払いが必要になり、都度相談しましたが「こんなに簡単に利用可能枠の制限を一時的に解除してくれるか」と驚かされたものです。
クレジットカード会社側も目的の明確な高額支払いは大歓迎!
とは言え、クレジットカード会社はただ利用限度額を引き上げるのではなく、高額支払いが必要となる支払内容に対し、限定的に利用限度額の制限を解除しますので、何に使ってもいいわけではありません。
もちろん、全てが認められるわけではなく、これまでの信用情報や返済状況等を考慮して判断されますので、利用限度額の一時的な解除はできないこともありますし、また全額とはいかない場合もあります。
しかし、クレジットカードの利用金額に応じて店舗から一定の加盟店手数料を徴収しているクレジットカード会社としても、高額で健全な利用目的のカード利用は大歓迎なので、許可が下りやすいようです。
私たちが日常生活においてクレジットカードで100万円分の支払いをするのは本当に大変です。ショッピングマイル・プレミアムに加入している場合、100万円で10,000マイルを貯めることができますから、数少ない高額支払いの機会は絶対に逃したくありません。
利用限度額の制限解除時は一定の手続きが必要、その手順
高額な支払いに対し、クレジットカードの利用限度額を超える支払いをしたい場合には、上記の通り、まずクレジットカード裏に記載のクレジットカード会社に電話をし、相談をしてください。
その結果についてはクレジットカード会社の方から折り返し電話があります。晴れて利用限度額の解除が認められた場合には、実際の支払い時、一定の手続きが必要となり、その流れについて説明がありますので控えておきます。
ちなみに、私の過去の経験ですと、実際にクレジットカードを使用する際には、クレジットカードで精算する前に、まず指定の電話番号に電話をかけるよう指示されました(JCBでは「オーソリセンター」という名称でした)。
そして当日、氏名とクレジットカード番号、利用限度額を超える支払いについて事前に許可が出ている旨を伝えると、店舗スタッフに電話を替わるように言われ、オペレーターと店舗スタッフで支払方法について決済についてやり取りを行います。
そのやり取りの内容としては、クレジットカードを使用する店舗や場所、加盟店番号の確認、支払いの内容や金額等など。これらを確認したのち、オペレーターの指示で店舗スタッフがクレジットカードを決済することで、利用限度額を超える支払いが完了します。
利用限度額を越えた後、そのカードはどうなる・・・?
利用限度額を超えたクレジットカードは、利用可能額が利用限度額以下になるまでは、次の支払いのためにクレジットカードを使うことはできません。
ただし、電気代や水道代など、自動的にクレジットカード払いになっているものについては、拒否されることなく支払いが計上され続けることが多いようです。
そんな時のために、事前に無料で作ることのできるサブカードを用意しておきましょう。JALカードをカバーする最適なサブカードとして、イオンJMBカード(JMB WAON一体型) がオススメです。(関連記事:オススメ!クレカ紹介②「イオンJMBカード」はJALカードにはない機能をカバーするスーパーサブ!)
実際にクレジットカード会社からの請求があり、口座引き落とし等の決済が済むまではクレジットカードは利用できないまま。その間、サブカードの利用ではJALカードに比べてJALマイルの還元率はどうしても落ちてしまいます。
なるべく早くJALマイルの還元率がいいJALカードを使えるようにしたいもの。そこで、もう1つの手段は、クレジットカード会社の請求を待たずに、こちらから繰り上げ返済を申し出て、1日も早く利用枠を確保する方法です。
繰り上げ返済で早期に利用可能枠を確保
今回のように、結婚式の費用などはあらかじめ現金を準備しているケースが大半でしょうから、さっさと繰り上げ返済をしてしまい、マイル還元率の高いJALカードの利用可能枠を早期に復活させるようにしたいものです。
繰り上げ返済の方法については、やはりクレジットカード会社に直接電話をし、すでに請求の上がっている(店舗からクレジットカード会社にカード利用の実績が報告されている)ものを請求を待たずに支払いたい旨をお伝え下さい。
すると、オペレーターから現在、各店舗からクレジットカード会社に請求が上がっている利用内容と金額の確認できますので、その中に今回繰り上げをしたい内容が含まれているかを確認してください。
もし、まだ利用した店舗からクレジットカード会社に請求が上がっていないクレジットカード利用分については、繰り上げ返済をすることはできません。
店舗によってクレジットカード会社に利用実績を報告するタイミングは若干異なります。毎日利用実績を報告している店舗もあれば、数日から数週間に1回という店舗もありますので、まだ実績として上がっていない場合は、数日置いてまた問い合わせをしてみてください。
その後、オペレーターの指定の金融機関の口座を告げられますので、こちらからは入金予定日を伝え、送金をします。
なお、JALカードSuicaのようにVIEWカード機能がついている場合、駅に備え付けのATM「VIEW ALTTE」(ビューアルッテ)を使えば、簡単に繰り上げ返済が可能です。都心の主要な駅には1台以上設置されていますので簡単に繰り上げ返済ができて大変便利です。(関連記事:オススメ!クレカ紹介①「JALカードSuica」は独身者、JR利用者に圧倒的に有利!)
カード利用枠に反映される(またクレジットカードが使えるようになる)のは、繰り上げ返済のため指定された金融機関の口座に入金した翌日からとなります。
繰り上げ返済時の注意点
最後に、繰り上げ返済について注意点として、何点か挙げておきたいと思います。
まず、今回高額支払いをした内容の他に、同じクレジットカードで買い物等をして既に店舗からクレジットカード会社に請求が上がっている分については、それらも一括して返済する必要があります。
つまり各店舗からクレジットカード会社に請求が上がっているものについては、一部を選んで返済することはできず、全て一括で支払わなければなりません。
また、クレジットカードの支払いを金融機関の口座から自動引き落としで設定されているケースがほとんどかと思いますが、すでにクレジットカード会社が金融機関に対し引き落とし請求をかけている場合、繰り上げ返済のタイミングによっては後日重複して口座引き落としされてしまう可能性があります。
そのため、タイミングによっては自動引き落としされる日の銀行口座の残高を、引き落とされる金額以下にして「引き落とし不可」の状態にするよう指示されることがあります。
万が一、誤って二重で返済されてしまった場合には、後日返金(ないし次回以降の請求分から控除)されますが、返金されるまでにはタイムラグが発生することになりますのでご注意ください。
最後に、繰り上げ返済をすると、返済をした翌日からクレジットカードの利用可能枠は復活しますが、マイルの付与については、本来口座から引き落としをされるはずだった予定日の翌日に付与されることになります。
繰り上げ返済をしてもすぐにマイルが付与されるわけではありませんのでご注意ください。